(1)犬を、きちんと犬として扱うこと。
(2)飼い主は犬の鏡。まず飼い主が健康で、心にゆとりを持つこと。
(3)人と犬とが歩み寄ること。お互いが学びあうこと。
犬のしつけも、ドッグヨーガも、この3つが一番大切だと考えます。
(1)について・・・
犬には、私達人間では困難な素晴らしい能力が沢山あります。聴覚、嗅覚に加え動体視力、走るスピード、「今の正直な気持ち」で行動するなどなど・・・。
そんな優れた犬達でも人間扱いしてしまった瞬間、彼らは人にもなれず、犬にもなれません。
犬を犬だと認めること、人と犬は思考回路が異なる動物だと認めること。
これが一体感を得るための第一歩です。
犬は、人間の感情に非常に近いからこそ、これだけ広く愛されています。
しかし野生の部分があることをどうしても書いておきたいのです。
(2)について・・・
「ウチの犬はどうしてこうなのかしら!?」と悩んだときなど、
犬を中心に考えるのではなく、まず中心を自分において、心にゆとりを持って考えて欲しいと思います。
心にゆとりがあれば、少々の粗相やイタズラも許せるものです。
(3)について・・・
星の数ほどの犬たちの中で、あなたの愛犬は、なぜあなたの元にやってきたのでしょうか?それを運命と言う人もいるでしょう。
なんにせよ、しばらく生活をともにしていくうちに、飼い主ソックリの性格になる犬がいます。一方で、正反対とも思えるペアも見受けます。
飼い主が犬に良い影響を与える場合と、反面教師になる場合があるのでしょう。しかし、どちらにせよ、お互いがお互いに学んでいることの証拠ではないでしょうか。
他の飼い主さんと比べて「出来る」「出来ない」、他の犬とくらべて「良いか」「悪いか」・・・そんな見かけの判断に頼らず、自分と犬が「あるがままに、自然で」いられるバランスを見つけることこそが大事ではないでしょうか。
誰しも、犬と良い関係を作りたいと望みます。
しかし「関係」は、両者の間で作るもの。お互い様であることを忘れ、一方的に好みを押し付けていませんか?
ドッグヨーガは、犬とより深く付き合い、理解を高め、かけがえのない関係を作りたいと望む飼い主さんのお手伝いができる、と信じています。