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「脱、放し飼い」のススメ









◆当ホームページでは、幾度も「室内での放し飼いはお奨めしない」
「ハウスがしつけの基本」とご説明しています。


◆しかし、日々お困り相談のお話をうかがっていると、残念ながら、まだまだ「室内にフリーに放して飼っている」「ハウスやサークルはあるが、使っていない」という飼い主さんが多いようです。
ここで、なぜ放し飼いがお勧めできないのか、順を追って改めてご説明したいと思います。






(1)まず、いわゆる犬の問題行動といえば、どういうものでしょうか?


・吠える
・家具や物をかじる
・マーキングをする
・飛びつく
・引っぱる
・噛む・うなる
・拾い食いする 


・・・・・とまあ、皆様お困りの内容というと、だいたいこんなところです。
よく考えてみてください。これらは全て、犬たちが本能に基づいてとっている行動です。
早い話、犬ですから、(ほっとけば)吠えもすれば噛みもする、興奮すれば走ったり飛んだりするし、手の届くところに物があれば口に入れてみるのが、むしろ当たり前です。








(2)では次に、放し飼いにすることで、犬たちにどういう影響があるのでしょうか?


一言で言えば、室内にフリーで放して飼うという行為は、犬に「野生に帰れ」と指導していることに他なりません。


・行動範囲は飼い主と全く同じ
・飼い主の監視も、指導も、行動規範もない(少なくともそういう時間や場合がある)




・・・・・つまり、「やろうと思えば何でもできる」「自分で考えて行動できる」、野生に近い状態に犬を置くことになります。


こうなれば、犬たちは自分の本能に基づいて行動規範を決め、「やりたいことをやりたい時にやる」ようになります。


やりたいこと、といっても犬のすることですから、べつに読書をするわけでも、映画鑑賞をするわけでもありません。犬の本能的な行動、つまり吠えたり噛んだりマーキングしたりが始まる、ということです。










(3)飼い主はここに至って初めて、「吠えるのは困る」「マーキングを止めさせよう」などと考えるようになります。が、とき既に遅し、です。


さんざんやりたいことをやらせておいて、「それだけは止めなさい」と言っても、犬に理解できようはずがありません。










(4)また、放し飼いされてる犬たちの話を聞けば聞くほど、「飼い主と犬が気持ちを通じ合わせていない」時間が、一日のほとんどを占めていることが分かります。


つまり、「人は人で何かをやっていて、犬は犬で飼い主を全く意識せず、歩き回ったり、一人で遊んだり、寝たいところで寝たりしている」ような状態です。


「犬が飼い主を意識していない時間が大半を占める」・・・日々このような生活を送りながら、いざ何か困ったときだけ、犬が飼い主の制止や指導に従うはずがあるでしょうか?


「なぜ放し飼いが良くないのか」、ここまでお読みいただいた方ならば、
もうご理解いただけると思います。


「やりたい放題やっていいよ。」「それはやってはイケナイよ」・・・全く持って矛盾していますよね。


ですから、まずはご自分の愛犬に、「お前はやりたい放題やっていい立場ではないんだよ」と教えること、つまり「ハウス」のしつけが第一歩となるのです。




(※ハウスのしつけなどについて詳細は「ワンポイントアドバイス」のコーナーの過去の項目をご覧ください。)